1999-11-16 第146回国会 参議院 地方行政・警察委員会 第2号
核という、硫酸か硝酸を一緒にまぜたときだけでも大変なのに、その化学反応とか物理反応を起こしたときどんなになるかというのは十分わかっている、そういうものをバケツでやってしまう、そういう人たちがいる、経営者がいる。こんなシステムをつくっても本当に意味があるのかなと、こういう法をつくっても意味があるのかなと、こう思ったわけですね。
核という、硫酸か硝酸を一緒にまぜたときだけでも大変なのに、その化学反応とか物理反応を起こしたときどんなになるかというのは十分わかっている、そういうものをバケツでやってしまう、そういう人たちがいる、経営者がいる。こんなシステムをつくっても本当に意味があるのかなと、こういう法をつくっても意味があるのかなと、こう思ったわけですね。
オネスト・ジョンにつける核弾頭はどういう物理反応を応用して作ってあるものですか。
何度も同じようなことを繰り返すようだけれども、その化学反応と物理反応というものは、学術的に根底からその現象が違うことはもう言うまでもないのです。学界では明確です。
○佐々木政府委員 お話のように、確かにいわゆる従来の火力という範疇といいますると、熱出力の以前の段階と思いますが、石炭なり石油なりをたいて、化学反応のもとに熱を出す過程と、そうでなくて、原子力のように、化学反応じゃなくて、物理反応そのもので熱を出すというその違いは、おっしゃる通りはっきり科学的に違うと申していいのじゃなかろうかと思います。
○佐々木政府委員 ただ、先ほど通産大臣からもお話がありましたように、そういう解釈ももちろん成り立ちますけれども、しかし、エネルギー源そのものは、御説のように、科学的には明瞭に化学反応、物理反応という差異があるものでありますし、また原子力というものは非常に新しい事態に立ち至っておるわけでございまして、そういう解釈を明瞭にするために、機会がありますれば、そういう問題をはっきりさせるということが必要じゃなかろうかということに